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新しい杖に苦戦中 [白杖歩行奮戦記]

施設に通い始めて早くも1年が経過してしまい、初めて持った杖も随分と痛んできた。
そこで予備の意味も含めて新しい白杖を持つことにしたのです。
昨年の今頃は杖の使い方がよくわからなくて「苦労」していた気がしますが、当時の書き込みを見る限りではそれほど苦労している様子はないようです。
多分なにがなんでも白杖歩行できるようになりたいとの気持ちが強くて、白杖歩行に対する恐怖やマイナス点を上回る気持ちがあったのだろうと思う。
当時は一般的に言われている杖の長さである「身長ー(マイナス)40㎝」とか「脇の下」なの目安に合わせた長さの杖を使っていた。
ところが1年間白杖歩行をして自身を付けたり、もっと早く歩きたいとか、もっといろいろな場所で歩けるようになりたいと考えると「杖の長さを伸ばそう」となったのです。
今回は所長にわがままを言って特注の杖を作って頂きました。
全長を10センチほど長くし、折りたたんだときは逆に4センチほどコンパクトになるようにしていただいた。
特別に注文をを出して作ったものですが、使い勝手を考えるとやはりこのわがままは必要なのかなと思うのです。一般的な白杖ユーザーでは絶対に入手できない特別製を使える私はとても「ラッキー」なのです。
全長は137㎝とかなりの長さ(小学生中学年くらいの身長と同じ長さ)でありながら折りたたむと28㎝弱と、とてもコンパクトになります。
このサイズをほしがるのはやはり携帯性を考えるとどうしても、たたんだときのコンパクトさが必要になるのです。バックに入るサイズとなると30センチ以下が絶対条件ですね!
ところが、つなぎ目が多くなると「がたつき」が大きくなり路面の凹凸を感じにくくなってしまう欠点もあるのです。
でもそれはそれ、白杖を自作できる強みでばっちりなサイズの白杖を作ることができた。(自分で作った訳ではないが)

さて使い心地ですが、意外と・・・
石突きと呼ばれる杖の先端に取り付けてある部分(路面をこするのですり減ったときに好感できるようになっている部分)が新しいと路面のあまり大きくない凹凸に引っかかりうまく杖をすべらせることができないのです。
結構いらいらします。
利点としてはまだエッジがあるので細かな凹凸に敏感に反応してくれるのですが、いままですり減った石突きに慣れてしまっていたので逆に凹凸の違いがわかりにくくなってしまっている。
あすふぁるとの表面はかなり凹凸があるのですが、側溝の部分とのわずかな違いを杖の先端で感じるのは結構微妙な物なので「慣れ」が物をいいます。
ところが使い慣れた杖の長さも違えば石突きの形状も(減っていないだけ)ちがうので微妙な凹凸が解らなくて困ってます。
多分1ヶ月も使えば慣れると(先端が減る)と思うのですが、今の所はかなり苦労しています。
先日雨降が不利そうな日に新しい杖で出かけてしまい何度か危うい目にあった。
1日で2度も道路に迷いだしていたり、交差点を見過ごしてしまったりしてしまった。
雨が降りそうだった事と、強風(春1番)が吹き荒れていて帽子を飛ばされないように押さえる事だけに神経をとられてしまい、肝心の白杖歩行に対する神経を集中させることが出来なかったのです。
これはかなり困った。
通常は結構な交通量がある道路の歩道を歩いているのですが、歩道と車道は同じ高さで造られていて、境目に車の輪留め程度のコンクリートブロックがあるのです。
歩道と同じ高さにある道路なのでブロックを通り越して(所々車の出入りが可能なようにとぎれている)しまうと、道路と歩道の違いを判断することが困難になるのです。
自分は歩道を歩いていると思っているのですから、ガイドとして利用しているブロックが無いともう少し右(車道側)に寄ろうとするのです。
ところがすでに車道を歩いているのですからいくら右によってもブロックはありません。運悪く車がほとんど走行していないのも車道を歩いていると気づくのが遅れた理由の一つです。走行音から車道の位置を感じれますが、走行している車がないのですから当然音から判断をする事は出来なかったわけです。
周囲の音の感じや路面の感触から??となり、この地点で「しまった車道にでてしまったようだ!」と考え始めるのです。
そしてすこしづつ左に向かうのですが、なかななブロックがない!
このときは運悪くちょうどブロックの切れている部分を車道から歩道に向かったようで歩道にはいっているにも関わらず「まだ道路?」と迷い始めるのです。
自分の感覚からすると当然もう歩道脇の田んぼや民家に入り込む地点まで移動してきていると思うのに、その前にあるはずのブロックが見つからないのです。
こんな時には杖の長さが少しでも長いと探ることが出来る範囲が広がりとても便利なのです。
迷子になったときに自力で脱出する最前の方法は「今いる状態を出来るだけキープしながら位置の特定をする」事につきます。
少なくとも自分の向かっている方向は変えてはいけないのです。
迷ったときに足を動かすと「今まで歩いてきた方向」から「全く違う方向」に移動してしまう可能性が大きく、せっかく位置が解っても今度は自分が向かう方向が解らなくなるのです。
初心者の頃はよくこれで迷子になり指導員の方から「足を動かさないでください」と何度も注意されていた。
どうしても今いる位置を知りたくて足を運んでしまうのですが、これがタブーなのです。
みなさんも白杖を持っている人が杖を大きく前後左右に振っている所を見かけたら「どうされました?」とか「お困りですか?」などと是非とも声をかけて頂きたく思います。
本当に困っている時が多いのです。
時にはパニックに鳴っている場合もありえますが、杖を前後左右に必要以上に振り回している場合はまず間違いなく迷子?と考えてくださっていいとおもいます。
ご協力をお願い致します。
 


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通所1年を迎えて! [白杖歩行奮戦記]

白杖歩行を初めて、はや1年が過ぎようとしている。
この1年を振り返って果たして自分はどの程度視覚障害に対して対応を出来るようになったのか?簡単に検証してみたい。
昨年の2月1日から授産所施設に通い始めたのですから本日で丸1年を経過したこととなるのでその記念?企画。
昨年の初めから白杖の使い方を練習し始めていて、当日も自分一人の力で駅のバスターミナルまで出かけられるように訓練をしていた。
寒い寒い真冬の白杖訓練はかなりつらかったが杖の使い方自体に気を取られていて寒さよりも「歩けるか?」ばかりが気になっていたように思える。
もちろん当時はそんな風には考えられなくて「なにもこんな寒いときにやらなくても」なんて考えていたような記憶があるにはありますが・・・
それでもやはり寒さより杖の使い方に気を取られていて実際ほどは寒さを感じていなかったようにも思います。

通所初日は正直「朝起きられるのか?」が一番の心配でした。なにせ以前の仕事がサービス業だったこともあり8時過ぎに起きれば十分だったうえに、仕事ができなくなってから3年ほど堕落した(昼過ぎまで寝ている)生活を続けていましたから6時過ぎに起きるのは少々どころかかなりムリがあった。
頼りは?目覚ましアラームだけなので本当に起きられるのか?そんな不安が一番でした。おかげで?果たして一人でバスに乗り出かけられるか?なんて緊張を上回っていたように記憶している。馬鹿げた話ではあるが、結果的には緊張が別の方向にそれていて助かったのかもしれませんね。
バスに一人で乗るのはこのときが初めてじゃなかったかな?一応歩行訓練士と乗車練習はしていましたがそれでも全くの単独ではないのですから・・・
停留所でバスが来るのを待つうちに緊張してきた。
思ったよりもスムーズに乗れたのか?それとも緊張でよく覚えていないのか?初乗車の印象はあまりないようだ。
バスが駅に着いたらまず歩行訓練士に携帯で付いたことを知らせる。
携帯で知らせるのはバスターミナルの形状が円周状と特殊でありそのどの位置に停車するのか?付いてみないと解らなず、降りた地点から「○番につきましたと知らせないといつまでたっても待ちぼうけ状態になってしまうからなのです。
バス停に到着してから乗り換えのバスが発車するまでおおよそ20分もあるのでこの時間を利用してバスターミナルでの乗り換え方法のレクチャーや駅周辺のガイドそしてあまり慣れていない階段の練習をした記憶があります。
バスの乗り換えのために歩行訓練士が駅まで来てくれたのは数回だと思うのでその間に随分といろいろな事をやったものだと今更ながら感心する。今ですら短時間にこれほどやらされたらパニックとは言わないまでも嫌気がさして来ると思うほどです。
多分当時は「何が何でも出来るようになりたい」との気持ちと、「こんな事もできないのか?」なんて思われなたくなくて必死にがんばっていたのかな?妙にプライドがたかいのかしらん?
乗り換えの時間を有効に使いバスが発車する前に何とか滑り込みで乗り込むが、「じゃあ行ってきてください」なんて言われてしまい「えっ」と絶句した覚えがあります。
これは本当に困った!!
だって一度も乗ったことのない路線のバスに一人で放り出されたんですから心細いのも理解頂けるでしょうか?心境としては「初めてのお使い」状態なんですよ!
歩行訓練士はバスに乗り込むこの瞬間まで「一人でいってね」なんておくびにも出さないでいたので、私は当然同じバスに乗り込みバスを降りた地点から「歩行訓練開始」と信じて疑わないでいたのです。
そう思っていればこそ「家からバスに乗りさえすれば後は大丈夫」なんて安心してそんな心のゆとりがあればこそ駅まで一人で出かけてこれたのですから・・・本当青天の霹靂とはこのことなんだ!
初めての路線バスに乗るのに不安があるのは途中のバス停名称をしらないので停留所の名前でバスの進行状況を知ることが出来ないのである。
そうなるといったい後どのぐらいあるのか?などが想像できないので最初から最後まで(降りるまで)緊張しっぱなしなんです。おかげで眠気が襲ってくることもなくうっかり乗り過ごすこともなく目的のバス停で無事降りることが出来ました。
こんな時の気持ちなどはもうすっかり忘れてしまっていますが、当時の状況は覚えているのでそんな心境だったんだろうな?そう想像できます。
不安をあおったのは歩行訓練士が乗車時に言った一言が原因でした。
「○○△停留所で降りてください。でも○○の地名が入った停留所は複数あるから気を付けて」なんていっていたことだけは鮮明に覚えています。
自分一人で初めての路線に乗るだけでも不安なのに、バス停の名称しか解らないのは本当に不安だ。しかも似た名前のバス停が複数あるなんて聞くと不安ばかりが増してきてしまい「逃げ出したい」心境だったのかな?少なくともそうとう心細く思っていたのは確かです。自分一人で歩き回れるのでしたらそれほど心細くはないと思うのですが、降りるバス停を間違えたら歩行訓練士と会うことが出来なくて当然迷子になってしまうんですからそりゃもう本当に心細くて心細くてこんなに気弱な状態は幼い頃以来じゃないかな?初めて一人でのお留守番したときに時間がなかなか過ぎなくて暗くなっても帰ってこない母を待つそんな心境だったと思います。
当時からブログを始めていて(半月後)自分の気持ちを書きつづっておこうと思いましたが、実際にはかなり見栄とか虚勢が合ったんじゃないかな?今のように自然体ではいられない心理状態であったのは確かです。また自然体でいたのではとても白杖歩行をして単独で施設に出かけようなんて絶対に思えなかったはずですから・・・
今でも単独の白杖歩行はかなり緊張します。特に車の走行音が静かになってきていることもあり車に対する警戒感はかなりのものである。
自分が怪我をするだけならまあ自業自得ですむかもしれませんが、相手のあることで場合によってはドライバーが立ち直れなくなるかもしれませんから白杖歩行をする私自身の責任もかなり大きいと思うのである。自分自身ほんの数年前まで車を運転していた事実からドライバーの立場や心境は理解できるつもりですから。

通所初日はバスターミナルの訓練が主目的でしたからバスを降りてから施設までの行程を歩くことはありませんでした。(多分)
停留所付近の説明と信号機の横断方法を(自分の立つ位置などのこと)説明していただきこのあたりだけ実際に練習をし車で施設に送ってもらった。
歩行訓練士の方が駅のバスターミナルで指導をしてくださった後、私をバスに乗せ、指導員は車で先回りをして私の到着を待っていてくださったわけです。
そんな面倒な事を数日行っていただき何とか一人で施設最寄りのバス停まで一人で行けるようになった。
その後は毎日毎日少しずつ白杖で歩く距離を伸ばしていく!
このブログを読んだ事のある方はご存じかもしれませんが、白杖歩行はある意味「路面電車」的な部分があるのです。自由度はありませんがレールに沿って歩けばルートを外れることなく目的地まで歩けるのである。
逆に軌道を外れてしまうとどこを歩いているのかすら解らなくなるし、方向もそれてしまい迷子は確実?となる。そんな訳ですから丁寧に丁寧に細心の注意を払いながら路面や側面(塀や側溝などのこと)にある段差やギャップをたどって行くこととする。
常に歩道のある道を歩く事が出来るなら、わりと簡単なのですが、実際には道路が交差する地点では側溝の蓋はなくなったり、建物の前は塀が一部とぎれているのが普通です、するとどの地点まではここの段差をたどって歩いて、次からはブロック塀を伝って、塀が無くなったら反対側(歩道の)に移動して側溝の蓋を探してなんて事細かな指示がでてくる。それを覚え杖や足の裏で感じる感覚だけで歩かなくてはならないのですからいっぺんに長い距離はとてもムリなのです。
自分自身3ヶ月以内に一人で歩けるようになりたいなとは考えていましたが、正直歩き始めたときは「半年はかかるかな?」と弱気になった覚えがある。
それでも絶対早く覚えてやるんだ!とかもっと短時間(歩く時間を縮める)で歩いてやるんだ!なんて勢い込んでいたのも事実である。
このようにハイテンションで自分を追い込んでいないととても白杖歩行は出来なかったんじゃないかな?そう今では思うので周囲の人は(特に歩行訓練士)焦りすぎと感じていたかもしれませんがモチベーションの観点からは必要だったと今でも思います。
まあおかげさまで大した事故もなく無事に通所出来ているのですから「良し」としましょう!!

今後はどうなるか?それは神のみぞ知る???


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白杖歩行中級編(バスに乗りましょう) [白杖歩行奮戦記]

白杖歩行中級編

前回までに基本的な白杖の使い方を中心に話をしてみましたが、今回からは実際に出歩く場合の杖の使い方(ほとんどは自分がやりやすいと感じる方法です)を書いてみます。

まず外出をしようとすると何が問題か?
普通は自分で車を運転して出かけるので、玄関から車まで歩けば目的地まで歩く必要はありません。でも私たちは車を運転出来ませんからどうしても公共交通やタクシーを利用しなければならなくなります。
となれば当然「自宅から最寄りの駅やバス停」までの道のりを白杖で歩かなければなりません。
以前にも書いたと思いますが、白杖歩行とは通常の歩行とは全く違うので「指導員による歩行訓練」を受けないと基本的には歩行出来ません。
一部の人でかなり慣れてくると、家族や友人と出かけて、その際いくつかのポイントを覚えれば歩行が出来るようになる人もいるようです。

乗り場まではバスなら上りと下りでは位置が違うので倍?覚える必要があるのですが、基本的に、行きと帰りではガイドに使う部分がかなり違うので、電車などの駅でも往復分覚える必要はあります。
何日かかけて乗り場まで行けるようになると今度は「乗車」です。
話をわかりやすくするために、バスに乗って駅に向かい更に電車に乗ると考えてください。
都会と違い痴呆は電車の駅が歩いていける距離には無い物ですから。

バスに乗るにはどうする?
通常行きたい路線を調べて「行き先表示」を確認して自分の乗るバスか乗ってはいけないバスか判断すると思います。でも視力の劣る者にとっては行き先表示は見えません!
さてどうする?です。もちろんバスには停車して乗車口が開けば行き先の「アナウンス」が流れます。でもバス停にいて、私は乗る意志があります!とはっきり判らないと運転手さんが通過してしまう可能性もあります。
路線が複雑な繁華街では同じバス停に行き先の違うバスが何台も通過すると思うのですが、自分が乗るかどうかは「停車してくれないと判らない」ので当初はどうしても遠慮がちになりかねません。
時刻表をしっかり頭に入れている自宅近くや、よく乗る路線はだいたい判るでしょうが、初めてや(視力が落ちて)や乗ったことのない路線では同行者でもいなければ時刻表は判りません。
このときに周囲にいる人に「時間を見てください」とか「○○行きに乗りたいので教えてください」などと話しをできるようになるにはかなりの時間と勇気がいります。
当然初めてのお出かけ?ではこんな事は絶対?できませんから・・・
そんなことが出来るくらいなら「引きこもり」になんてならないですよ!
今の自分でも周囲の人に「時間を見て」とか「バスが来たら教えて」とはなかなか言い出せません。もちろん声をかけてくだされば「お願いします」と素直に?頼みます。

さてバスが停車してドアが開きます。
すると「○○行きです」とアナウンスが流れる。ここで自分の乗るバスだと確認して乃乗り込むのですが、バスの停車位置は電車の用にいつも一定していません。
白杖を持った人が直ぐ乗れる位置に停車してくれれば楽ですが、少し移動しなければならないケースも多々あります。
この場合はどのように位置を確かめるのか?判りますか?
まず停車してドアが開くときの音を聞きます。この音が正面近くか左右どちらかにずれているか?を神経を集中して聞きます!
正面なら杖を前方に振り出して、まずバスとの距離を確かめる。
杖がバスの車体底面に触れたらおおよその距離が判るので今度は、入り口を探す。
今度は杖を少し上に持ち上げてさっき感じたバスとの距離以上杖が前方に突き出せれば底が開いたドアだと判断出来ます。
さらにその杖を左右に動かして正確なドアの位置を確かめます。
 これでバスまでの「距離」と「ドアの位置」が判りました。
このとき同時にバスのステップの高さも判るので足を踏み出す位置が判明する訳です。

私の痴呆のバスは乗車するときに「整理券」なるものを取らなければなりません。この機械の位置はバスにより微妙に違います。
さらに最近は「低床バス」なるものが増えてきて(約半分)バスの乗り方がかなり変わってしまいました。
普通はバスに乗るには3段程度の段を昇る感じですが、低床バスはもともと路面から最初のステップまでが低くさらに車体の前方は段が全くなく乗れます。
逆に後部はかなりの段差があり、今のように視力の落ちる前にはよく乗っていました。
ですが、視野が狭かったので時々段差を忘れて足を踏み外す醜態を何度もさらしてました。
これは今でもあるのですが、緊張がゆるんでいたり居眠りしたりすると「低床バス」だと忘れて段差を一生懸命探したり、いつも低床バスが来る時間なのに普通のバスが来たりすると「まだ段差じゃない」と思っていて足を踏み外したりしてしまう。
そんな馬鹿な経験を一杯しています。

さてバスに無事乗り込んだらどうする?
イスに座るが前提です。視力がないとバスの状況が判らないので曲がったり止まったりするだけでかなり極端に体をもっていかれます。
周囲の状態から事前に予測が出来ないのでどうしてもオーバーと思えるほどのアクションになってしまいます。
私は乗車してすぐの位置にある一人掛けにすわるようにしています。
これは基本的に「善意のイス」とされていますし、一人掛けだとイスに手を触れていくと「人が乗っている」と判るのです。2人掛けだとイスを触っても奥に腰掛けていたりすると判らなかったり、親子だと子供は体が小さくて気が付かない場合もあります。
また荷物が多いときにイスに荷物を置いている場合もあるので出来るだけ一人で乗車する場合は1人がけにするようにしています。

降りるときはどうなるのか?周囲の風景ではわかりませんから車内のアナウンスだけが頼りです。学生さんが多かったり、おしゃべりなおばさんがたくさん乗っているとアナウンスがよく聞こえなくて困る場合もあります。
もう一つ困るのが運転手がアナウンスの操作を間違えた時です。
本来のバス停より一つ進んでいるアナウンスが流れれば、手前のバス停に降りてしまいます。逆に操作を忘れて一つ遅れると乗り過ごしてしまう事になります。
また「降車ボタン」を押しても運転手がうっかり停車しない場合も少なからずあるのです。この場合は周囲が見えていれば気が付くでしょうが、残念ながら私には判りません。時々「あれっいつもよりバス停がとおくないか?」と感じる場合がありますが、これは一つ手前のバス停で停車していなければよく判りません。
バス停を通過する場合はいつ通過したのか?判断出来ないのです。
一般的には通過時にアナウンスの操作をしているはずですが、40㎞以上のスピードで走行していると運転手の癖でかなりのズレがありますから判断は非常に難しい!
少し行き過ぎたくらいならいいじゃんか!そう思われるかたもおられるでしょうがそうは行きません!
初級編で書いてますが、やはりかなり練習をしてようやく歩けるようになるのですから、わずか数十㍍とはいえ全く訓練を受けていない場所では歩けません。
また下手に歩くと事故を起こすのでこの場合は運転手に責任を負わせる?か(これはほとんど無理)、または周囲の人にヘルプをします。

バスが問題なく停車したら運賃を払って降車します。(私の地方は運賃後払いです)
今ではお金を使わないでICカードを利用しております。
バスのステップを降りて地面に足を突く前にやることがあります。
杖を地面に付けて左右に杖を滑らしてみます。そして杖を滑らせた部分の安全を確かめてから杖を自分の右足をおろす少し右にホールドします。
このときホールドするのは高さと位置を確かめた場所に確実に降りるためです。
確かめた位置は大丈夫でもほんの少し先は側溝だったり段差が大きかったりする可能性があるのです。
かならず探った位置の右端に杖をおき、その杖の直ぐ脇に右足をおろす。
そして安定を体で確かめて左足をそろえた位置に運ぶ!

完全に降りたら前方を杖で探り案線なスペースがあれば出来るだけ前に進む。
これは後から降りる人のスペースを確保するのと、バスの発車の妨げにならないためである。いくら前方にスペースがあっても2歩以上は進む必要は無いでしょうが、歩道にのるのであればしっかり歩道に入ることが大切となる。
幅の広い歩道なら問題ないが、バスの発車を待ってから自分の進むべき方向に向きを変えて歩行をするようにすることが大切となる!バスの運転手に必要以上に神経を使わせない事が慣用です。

ざっとこんな感じでバスに乗ります。
電車編はまた後日


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白杖歩行入門編 四 [白杖歩行奮戦記]

白状歩行入門編!その4

ずいぶんと長い間続編を書かなかったのでどんな内容だったのか?書いた本人が忘れてしまった(笑)

前回までに白状歩行の本当に基本的な部分しか書いていないので、今回からは本当の意味で「足を運ぶ」編といってもいいかもしれません。
今までのは方向を確かめながら歩くもっとも基本的な部分の紹介でしたが、今回からは通常の歩行では絶対に必要なテクニック?を紹介していきます。

以前にも書いていると思いますが、視力をなくしても明るさや光るものが分かる人はかなりいます。(ちなみに私も白いものや光るものは結構わかります)
そんな場合でも視覚に頼っては歩けないから(または危険だから)白状を使うわけです。道路の脇にある歩道をずっと歩くとしても、ところどころに道路の交差する部分があるわけですよね。それが「交差点」であり、その交差点こそわれわれにとってもっとも厄介であり、なくてはならない場所となるのです。
歩道を歩く場合歩道の車道側を歩くと段差がはっきりしていて歩きやすいのと、道路など車の出入りがある場所以外は、ずっと段差をレール代わりに歩けるのです。
車道側ではない歩道の隅は住居だったり畑や田んぼだったりさまざまで、レール代わりにできる物が少ない(ブロック塀などは住居の一部切れているし住居以外の場所にはない!)そんな訳で効率的に歩く方法として私は車道よりを好んで歩いています。

仮に東西にはしる道路を東に向かって歩きたいとします。
私が毎朝歩く道は片側にしか歩道が無いので東に向かう場合は「向かって右側」の歩道となります。この場合はすぐわきの車道が対向車両になります。

そして歩道の左端の段差を杖で捕らえながら歩いていたとします。当然交差点には歩道はないのですから歩道をレール代わりにして歩くことは不可能になります。
この場合どうするのか?
最初私も分かりませんでした。
ただ闇雲に(今まで歩いてきた方向に)歩いてみるがなかなか目的の場所(道路を横断して歩道左側に)たどり着けない!!
指導員の方に「1時の方向を目指して歩いてください、道路の幅は○○メートルぐらいです」と指示を出してもらう。
1時とは飛行機や船で方位をあらわすときに用いられているのと同じ考え方です。
自分の前に時計の文字盤を置いて前方(真っ直ぐ進む方向)が12時、右に90度方向は3時、左に90度なら9時と表現して方位をあらわすのです。

この場合「1時」と言ったのは左端を歩いてきていたので、そのまま直鍼して少しでも左にそれると『車道の真ん中』にでてしまう!!そんな危険があるからです。
1時の方向といえば少し右寄りに歩くわけです。細い路地なら杖を3往復もすれば交差点を通り過ぎているはずですし、右寄りに歩いているので歩道と田んぼや畑、住居との境にぶつかるケースがほとんどである。
万一2時方向に歩いてしまうと本来進みたい方向の道路ではなく右折方向(南向き)の道路端にぶつかる事になります。
この場合は進みたい方向とは違う道路に出ているのですが、左方向を杖で探っても道路の端と感じるはずである。この場合は左に少しずつ移動して歩道を探り当てればよいわけです。
真っ直ぐに進むと車道に飛び出す危険が、でも右寄りにすすめば最悪でも車道に飛び出すケースはほとんどないわけです。
このとき重要なのは方向性です。
先にも少し書いたのですが、多少でも見えればわずかな視力が補助してくれますが、かえって災いする場合もあるのです。
車が止まっていたりしてガラスなどが反射していると「その方向が道路」と判断して歩くと意外と車が歩道の上やすぐ脇の駐車場に止めてあったりして方位を見誤る場合もあるのです。
実際まだ不慣れな時期に道幅の狭い両側に側溝があるが蓋がない道路を横断したときに、車の反射があるからこっちだろう!と歩き出すが、なかなか予定のランドマークにぶつからない!程なく私は側溝に転落!!もっとも右足を踏み外しただけで、幸い怪我はありませんでしたが・・・
そんなケースもあり得るのです。この転落?事件は道路をすでに横断していたのになかなか目印にしている物が見つからなかった。それにもかかわらず足を運んでしまったため起こった事故?です。
道路の横断前はの左の路肩を歩いていたはずなのに、道路を横断してかなり進んでから右の路肩にある側溝に足を踏み外したのです。
方位は間違えてはいなかったのですが、距離感がまだまだだったので???と思いつつさらに右寄りに進んでしまったのが悪かったわけです。
足を止めて周囲の確認をしなかったのがそもそもの間違いでした。

さて本題に戻りますが、方位とは視覚がなくなってくると「感が頼り」になります。
単に感が頼りといっても方向を見定める基準が絶対に必要になります。
交通量の多い道路を横断する場合まず必要なのは自分のいる位地を正確に掴んでおくことと方位を正確に見定めることです。
先にも書きましたが、方向を見誤ると車道にでたり、本来進みたくない方向の道路に出てしまったりします。
そこでまず交差点でどの位地に立つかを決めます。これは絶対に同じ位置に立ちます。
次に方位を見定めるために横断する道路に対して90度方向に向くことが重要になるわけです。横断したい道路を左右に車が移動している訳ですが、だいたい平行して歩道や側溝、ガードレールやブロック塀などがあるのでそれを利用して方位を決めます。
ブロック塀などなら背中をピッタリ付ければ道路に対して90度になるわけです。
歩道なら歩道の際につま先をそろえたり点字ブロックがあればそれに乗って方位を確かめられます。このように周囲にある物で移動などしない物を利用して方向を見定めてから歩き出す!これが絶対条件になります。
さらに距離感も必要になります。例のように行き過ぎてしまった場合はなるべく早く気づかないと取り返しのつかない場合も考えられるからです。

判りずらいとは思いますが方位の見定め方編でした。いや変かな?
正直どう書けば伝わるか?そう思うとなかなか書けなかったのです。
次回からは中級編?として乗り物への乗車を書いて見たいと思います。
期待しないでお待ちください

性格が変わったのか?それともだらけてきているのか?文章がまとまらなくて困っています。初めはもっと堅く?書くつもりだったのになぁ!


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半年経過開いた白杖 [白杖歩行奮戦記]

今年の2月から施設に通い始めて半年以上経過しました。
その間に新品同様の?白杖もこんなにすり減りました。(すり減った石突きの写真1)

初めの1ケ月はまだ歩行の距離が少なくて、本格的な白杖歩行を始めたのは3月頃からでしたから、実質はまだ半年程度しか経過していないのに・・・
こんなにもすり減るもんなんですねぇ!
初めての(当たり前か)白杖なのでこんなにすり減るとは思ってもみなかったのです。
さてこの程度の減り具合は??杖を作成している人に確認してみたら「うぅん、およそ1/3程度すり減ったかな?」だそうです。
まだまだ初心者なんですねぇ!!

最近は杖の抜き差し(5分割できるので)をよくする部分がかなり緩くなってきてしまい多少杖の手応えが弱まっている感じもしてそろそろ新しいのをと考えていたのに・・・
以前ジョイント部分にテープを巻いたりして「ガチガチ」にしてみたときには路面のザラザラがダイレクトに手に伝わってきて、かえって手がしびれてしまい使いにくさを感じたりしました。
結果的には今の程度ぐらいがちょうど使いやすいのかなぁ。


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新たな目標?発券? [白杖歩行奮戦記]

新たな目標などと書くと大げさに聞こえるが、白杖による歩行がある程度できるようになってきて、逆に限界を確認してしまった気分になっていた。
今まで自由に歩き回っていた自分が「訓練師の指導を受けないと歩けない」そんな状態を初めは想像していなかったのである。
だが、近くの酒屋(コンビニみたいな店)にも自由に出かける事が出来ないのはかなりしんどい。
どうしても買い物がしたい場合は近所に住む叔母に来てもらい、出かけるか、ヘルパーさんに買い物の内容を伝えて勝ってきて貰う以外無い状況である。ヘルパーさんは自分で確認出来ないので「バラ肉」と頼んでも値段が思ったより高かったり、広告などで担架が判っていても100グラムあたりであり、パックの大きさが異常に?(正確には想像以上に)大きいケースなど本当に欲しい物とは違う物を買わなければならなくなるケースがほとんどである。
そんなわけで自分で店頭に出向けないのが、いかにマイナスになっているのか、痛感しているのだ。
そこで「盲導犬」の登場である。
もっとも以前から盲導犬のことは考えていたが、意外と制限が多い(社会的にも、使用者の自由も)と聞かされていたのでどうしてもそれ以上は考えなかったのだ。
だが、これだけ自由に歩けないことが苦痛?になってきていると、多少のリスクを考えても「盲導犬使用者」になってみたくなってきたのだ。
盲導犬とは
お利口なワンちゃんが道順を知っていて目的地まで連れて行ってくれる。
そんなわけはない!
だが、意外と(自分もそう思っていた)勘違いしているようだ。
さらに、生き物を相手にするので、体調管理も含め必要以上?のケアーが必要のようだ。
資格に問題ない人でペットとして犬を飼っている人は数多くいると思うが、かなり手間をかけて世話をしている人並みにする必要があるらしい。
自分はほったらかしの犬を飼育(ただ我が家の敷地にいただけ)した事はあるが、とてもまめなケアーはとてもできないだろうと考えていたのである。
毎日のブラッシングはもちろんだが、ペットとして飼ううわけではないので、家に戻ったら足を拭いてから家にあげる必要があるし、雨が降ったりしたら「かっぱ」を着せて歩く事になるし、自分自身も気軽に「傘で」とはいかなくなるのだ。自分自身もかっぱが必要になってくるのだ。
考えただけでも気が重くなる事の連続である。
糞などの始末も通常の人より手間がかかるだろうし・・・一番の問題は「しっかり盲導犬として接することができるのか?」が一番の気になることである。
犬は=カワイイ!そう思っている自分にとってはかなりキビシイ項目かもしれない。

だが、そんなことをリスクと考えてもそれ以上に自由を確保出来るのなら・・・・
一度体験してみたいのですが、犬を連れて(つれられて?~歩くのは訓練が必要で1月程度の合宿が行われ、卒業試験にパスして初めて「盲導犬使用者」になれるので簡単には体験ができないらしい。
一応訓練しないと使えないとか、相性があるので簡単にはいかない、それ程度の知識はあるのですが・・・
やはり一度体験してみないと「がんばろう」『止めよう』の判断が出来にくいのである。
最も、使用者に立候補してもすぐには無理(順番待ち)らしいのですが。
同じ施設内に「アイメイト」(盲導犬の呼び方)を使用したことがある方がいるので話を聞いて見たいのですが、何を聞いたらいいのか?判らないのです。
問題点がわかっていて解決するためなら簡単ですが、問題点は何ですか?と訪ねても人それぞれの感性の問題や感じ方などによりかなり違ってくるので意味はないようにおもわれるのだ。

もう少し気持ちが固まったら『盲導犬使用希望者』に名乗りを上げたいと考えている。
盲導犬の最大の魅力は訓練した道以外でも『盲導犬と一緒なら』出かけられる事にある。道が判らなければ人に尋ねればよいが、白杖では真っ直ぐとか、左とか言われても曲がり角が判らないのでどうしようもない。
盲導犬は路地で一端停止するようなので路地がわかるので道順さえ知っていれば「道路の細かな状況」を知る必要性が無い事が最大の魅力と考えている。
最もこの考えが間違っているのかもしれませんが、いまの所はこの考えで盛り上がっています。
後日進展があれば報告致します。


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ちょっと一言 [白杖歩行奮戦記]

ちょっと一言
私たち白杖歩行をしている者からのお願いです。
道路(歩道)、堤防の舗装部分、点字ブロックの周囲、などに物を置かないでください。

今日の出来事4月25日編に書いた事です。
今日は私だけでなく同じ施設に通っている「若い女性」も同じ経験をしたようです。
陽気がよくなってきたので、散歩に出かける方や、冬や雨の日は車でもバイクや自転車で『通勤』『お買い物』に出かけるケースが増えていると思われます。
この際十分気をつけては、歩行するのに邪魔にならない位置に駐輪してほしいのです。
先ほど述べた、歩道や点字ブロックの上などは当然?としても堤防などは車の走行が無いまたはほとんど無い状態の場所が多いので、私たち白杖歩行を行う物の歩行ルートになっているケースが多いのである。
一般の方も散歩となると堤防を歩く方が多いと思うのですが、それは景観とか涼しいからだけでなく、車やバイクがほとんど通行しないので気楽に歩ける事にあるのではないでしょうか?
自分たちにとっては歩きやすい条件なのです。
しかも堤防の真ん中2㍍程度をアスファルト舗装されているので真っ直ぐ歩くのにも非常に便利なのです。
このような場所に自転車やバイクを止めているとどうなるのでしょうか?
杖を突いて歩く目的に『ガード』があるが自転車やバイクでは杖が下をくぐったりしてしまい「ぶつかってから気づく」ケースも少なくないのである。
自転車を止めて傘で周囲から探ってみてください、きっとタイヤの位置以外は先端がかなり反対側にでないと車体に触れないと思います。
一番いけないのは「ハンドルがでている」ことです。
どうしてもハンドルは杖で気づく前に体が触れてしまうようになるのです。
自転車やバイクを利用している方がほんの少し手間をかけてくだされば私たち『白杖歩行』の者達の安全がかなり確保されるのです。
是非とも自転車やバイクは駐輪場に止めてください。
堤防や交通量の少ない道路では出来れば道路外(アスファルトの外側や側溝の外側に止めて頂くと本当に助かります。

もし、道路に駐輪している自転車やバイクを見かけたら危険なことを伝えて頂けると本当に助かります。
是非ともご協力をお願いいたします。


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白杖歩行入門編 3 [白杖歩行奮戦記]

これで3頁目の大作?になってしまった。
前回までに白杖を持つ意味について書いてきたが、今回からは歩行の具体例を書いていきたい。

3,白杖歩行の種類
私は盲学校や宿泊施設での合宿による訓練を受けた訳ではないので、学科?的な部分は全く知らないであまり期待しないでください。

以前は老人が使用するような短い杖を使用して『一歩手前』の足下を上から垂直に杖を突くような感じで段差を探りながら歩いていたようです。
これの利点は「スピードがでないので万一の場合も怪我が大きくならない」ほとんど欠点としか言えないような利点しかない。
今はアメリカ(多分)で開発されたフーバー方式(名前も多分あっていると思うけど)と呼ばれる方式が一般的になっている。
これは、身長から40㎝引いた長さとか、脇の下とか、色々な計算式があるようですがかなり長い杖を使用するのです。これは理想体重の計算方式と同じであくまで目安でしかなく「本人が使いやすいと感じた長さ」で使用するのがよいようです。
この計算式の利点は初めて使用するときの目安として以降は好みの長さの杖を利用すればよいのです。
実際に私の身長は175㎝で使用している杖は127㎝です。今はもう少し長くしたいと思っています。
この長さの杖を持つと腕の長さも加わり1,5㍍程度前の路面を探りながら歩く事になります。
この方式の欠点は人混みになると杖の長さが災いすることです。

杖の長さが長いのは『センサー』の作動範囲を広げるのと2歩程度前の路面を探ることにより、スピードを出して歩いても危険が少なくなるようにするためである。

杖の持ち方は、他のページで何度か書いているが
杖はおへその前に拳2個ほど離して持つ。腕は肘を張らないように気をつけること。
グリップは握手するような(テニスラケットのグリップ)感じで持つ。人差し指を伸ばして持ち、親指は上から押さえるような感じで握る。あまり強く握らないこと。
そして杖は「肩幅より少し広く左右に振る」のが基本。
肩幅より少し広く振るのは「障害物を避けるため」に体の幅より少し広い範囲を確認して歩行する為である。
左右に振ると書くと力がはいりそうだが、スナップで軽く路面の上を滑らせる感じで振るのが理想です。

左右に単に振り回しても意味がないので「効率的でリズミカル」に歩く為に右足を踏み出した場合に杖を右から左に、左足を踏み出すとき杖を左から右に、杖と足の運びが交差する感じで歩くのが良いとされています。
足と杖の位置が違うのは「バランス」の問題と杖のある位置が1.5~2歩程度先を探っているので杖と足が逆の方向にある方が安全率がますと思われるのが理由です。

杖の使い方は主に2種類あります
左右の一番外側だけ路面を捕らえる方法と常に路面を滑らせて歩く方法です。
2点だけの方がリズミカルでスピードが上げられますが、路面をほとんど捕らえないので、よほど路面の状態を把握していないと危険な場合がある(穴があっても気づかない)のだ。
路面を常に滑らせて歩くと安全率はかなり高まるが問題は小さなギャップをひろってしまい、杖がちょくちょく突っかかって歩きにくくなる場合があります。
実際に歩道などを歩くと「マンホール」や「側溝の蓋」
「工事などで一端はがされた箇所」などなどけっこう引っかかるのです。
以外なのは駅や町中の歩道などはタイルを貼った場所がけっこうあるが、この隙間の目地に杖が意外と引っかかるのである。
これは白杖の千単位ある「石突き」と呼ばれる部分の形状にもよるが私の試してみた感じでは「太い方が引っかからない」『細いとやたらと引っかかるが細かなギャップがわかりやすくなる」特徴があるようです。

次回「白票方向入門編 4」で歩く方向の決め方を書きます


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白杖歩行入門編 2 [白杖歩行奮戦記]

白杖歩行入門編で白杖の主な役目3つを紹介しましたが、もう一度繰り返します。
・視覚障害者と周囲に知らせるシンボル
・どのような状態の路面か?や方向を見極めるセンサー
・障害物への接触を防ぐガード
以上の役目がある。

白杖歩行するには『杖を手にする勇気がまず必要』と書いたところで前回はおわっている。

2,白杖歩行の方法は?
私自身白杖歩行の訓練を受けるまで「いったいどうして歩けるの?方向は?道順は?今いる位置はどうやって知るの?」と全く想像ができなかった。
白杖歩行の体験がある方以外は同じような疑問をもっても不思議はないので具体的に説明してみたい。
ただしこれは私が教えて頂いた方法であり、それ以外にもっと有効な方法やもっと効率的、安全方法など意見があるかもしれませんが、とりあえず聞いてみてください。

まず白杖で歩くには『視覚に頼って歩くのとはまったく考え方が違う』事を理解してもらいたい。
極端に話すと車を運転し自由に移動していた方が徒歩で(公共交通機関も使わないで)移動するそんな感じです。

まず視力が落ちてきて進行方向が判りにくくなり(案内板などがよく見えない)遠くの物が見えにい状態で白杖の効果はあるか?、だがこれを白杖で補うことは全く出来ない。なぜなら杖はあくまで杖だからだ。カメラでもGPSでもないのである。

もっと視力が落ちて足下がよく見えなくなり、つまずいたり、転んだりするようになってきて初めて役にたつ物です
これが「センサーやガード」の意味になってくるのです。
杖を引きずって?歩けば段差や障害物に体が接触したり踏み外したりする前に杖から伝わる感触で障害物などの存在を知ることが出来るのである。
つまりかなり視力が落ちてこないと白杖の意味はなく「視覚的に不安があります」と周囲に知らせることでしか役にたたないのです。

上記のとおり白杖での歩行は視覚歩行で当たり前の好意ができなくなって使用するものではなく、段差や障害物にぶつからない用にするために使用するものです。

方向などを知る方法は非常に簡単!
「誰かに尋ねる」以外無いのが現状です。
じゃあ、いったいどうやって歩くのか?
方向はどのように知るのか?
本当に疑問だらけ。でも安心してください。簡単な方法で問題は可決します。
一昔前の(15年くらい前かな)走行プログラムを施した車を自動的に運転させるのと同じように「ここの段差をつたって」「この側溝にそって」「この壁に背中を付けて方向を決めてから、真っ直ぐ歩いて」「このガードレールと平行に立って方向を決めてから、真っ直ぐ歩いて」などと道路の至る所にある路面の凹凸や壁、ガードレールや側溝など利用できる物はなんでも利用してしまい進行方向を見失わずに歩行するのである。
位置を知るには、周囲の工場やスーパーの駐車場、自動販売機などの出す音や杖の感触、杖を突いたときの音の変化(周囲の建物などに反響する場合もある)などで位置を確認(想像)して歩く事になる。
つまり『どこでも自由自在に歩き回る』のではなくて、決められた道を決められた手順でトレースするだけなのです。何度も、何度も繰り返し練習することにより歩行が可能になるのです。
もっとも、私のように『中途視覚障害者』は以前の記憶でこの道は真っ直ぐで段差が無いとか、歩道にそって歩けば行きたい店に行けるとか、想像で歩けそうな場所もあるのは事実ではあるが、これは白杖の訓練次第である程度は可能になるかもしれません。
でも白杖の訓練士やガイドへルーパーの資格を持つ方に一度ルート検索をしていただく必要性はあると思います。

実際に私が通っている施設ですが、違う路線のバス停の方が若干近い位置にあるのですが、白杖歩行には適さない(危険、ガイドがほとんど無く難しい)理由で使用していない。
プログラム通りといっても白杖で得られる情報はそれほど多くはないので、ある程度の「度胸」も必要になるが、その程度の度胸は白杖を持つ勇気を手にした時点で多分手にいれているのでそれぼど問題ないと思われます。

長くなってきたのでこの続きは「白杖歩行入門編 3」に


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白杖歩行入門編(今日ものある方読んでみて) [白杖歩行奮戦記]

白杖歩行とは?いったいどんなことを言うのか?
恐らくほとんどの方が知らないと思うので簡単な紹介をしたいと思います。

本来なら写真や図を用いて視覚的にわかりやすくしたいのですが、私自身が視覚障害者でほとんど視力を失っているので写真はともかく図などはちょっと厳しいのです。
文章だけですがよかったら参考にしてみてください。

1,白杖とは?
白杖(ハクジョウと読みます)とはどんな役目があるのでしょうか?
・シンボル(私は視覚に障害がありますと周りの方に知らせる役目)
・センサー(視覚的に物事を判断出来ないので路面の状態やガイドとなる段差などを探るのに使用)
・ガード(伝習や看板、車や自転車、などの障害物に直接接触して怪我をしないようにガードする目的)

センサーとガードはにている機がするが意味は少し違う、車道を走る車ならガードはあまり役にたたないが時々歩道に乗り上げて駐車している不心得者(昔は自分もやったので大きな事は言えないけど)がいるが、センサーとして作用している限り「歩道に車がある」とは認識できないので杖が車に当たって歩行者が車にぶつかるのを防いでくれるのである。

白杖はシンボルとして存在するが、これは万国共通の「言葉」と言えるので、海外でも見かけたら注意して行動してください。

2,白杖歩行をするには
まず必要なのは『白杖を手にして歩く度胸』が必要
自分自身視力が落ちて通常歩行がかなり厳しくなってもゆっくり歩いたり、知り合いなどに同行を求めて外出していた。
もう足下も見えなくなり階段どころか、ちょっとした段差などでも躓くようになっても「付き添いの人」と出かけて『肩に手をかけて』歩行していた。
要するに「私は視覚障害者です」と公言して歩く事になるのがどうしても嫌だった。
その理由は「白杖=全盲」との印象が強くどうしても「視力が乏しいから安全のため」にと医者から薦められても素直に聞けなかったのである。
私自信が失明やそれに近い肩しか白杖はもたないと思っていたし、そこまでして外を歩く必要性があるのか?
そんな気持ちが強くてどうしても白杖を手に出来ませんでした。
おそらく私以外の「中途視覚障害者」の方々も大多数が同じような違和感やこだわりなどで杖を持ちたくないとおもぅっていると推察されます。
これを呼んだ方が視力に不安を感じているご本人ならうなずいている方もいらっしゃるでしょうが、もし家族や周りの方なら【少し時間を与えて上げてください】きっと気持ちは変わってきます。
それぞれ興味のある者、極端な例なら食べ物で釣る?など本人が外に出たくなるような事を徐々に増やして「自分から○○に行きたい」と感じさせればもう大丈夫!

話が長くなったが「白杖を手にする」のには一般の方が考える以上に抵抗がありそれを乗り越えるまでが大切なのです。

今回はこのくらいで
白杖歩行入門編2に続く


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