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通所1年を迎えて! [白杖歩行奮戦記]

白杖歩行を初めて、はや1年が過ぎようとしている。
この1年を振り返って果たして自分はどの程度視覚障害に対して対応を出来るようになったのか?簡単に検証してみたい。
昨年の2月1日から授産所施設に通い始めたのですから本日で丸1年を経過したこととなるのでその記念?企画。
昨年の初めから白杖の使い方を練習し始めていて、当日も自分一人の力で駅のバスターミナルまで出かけられるように訓練をしていた。
寒い寒い真冬の白杖訓練はかなりつらかったが杖の使い方自体に気を取られていて寒さよりも「歩けるか?」ばかりが気になっていたように思える。
もちろん当時はそんな風には考えられなくて「なにもこんな寒いときにやらなくても」なんて考えていたような記憶があるにはありますが・・・
それでもやはり寒さより杖の使い方に気を取られていて実際ほどは寒さを感じていなかったようにも思います。

通所初日は正直「朝起きられるのか?」が一番の心配でした。なにせ以前の仕事がサービス業だったこともあり8時過ぎに起きれば十分だったうえに、仕事ができなくなってから3年ほど堕落した(昼過ぎまで寝ている)生活を続けていましたから6時過ぎに起きるのは少々どころかかなりムリがあった。
頼りは?目覚ましアラームだけなので本当に起きられるのか?そんな不安が一番でした。おかげで?果たして一人でバスに乗り出かけられるか?なんて緊張を上回っていたように記憶している。馬鹿げた話ではあるが、結果的には緊張が別の方向にそれていて助かったのかもしれませんね。
バスに一人で乗るのはこのときが初めてじゃなかったかな?一応歩行訓練士と乗車練習はしていましたがそれでも全くの単独ではないのですから・・・
停留所でバスが来るのを待つうちに緊張してきた。
思ったよりもスムーズに乗れたのか?それとも緊張でよく覚えていないのか?初乗車の印象はあまりないようだ。
バスが駅に着いたらまず歩行訓練士に携帯で付いたことを知らせる。
携帯で知らせるのはバスターミナルの形状が円周状と特殊でありそのどの位置に停車するのか?付いてみないと解らなず、降りた地点から「○番につきましたと知らせないといつまでたっても待ちぼうけ状態になってしまうからなのです。
バス停に到着してから乗り換えのバスが発車するまでおおよそ20分もあるのでこの時間を利用してバスターミナルでの乗り換え方法のレクチャーや駅周辺ガイドそしてあまり慣れていない階段の練習をした記憶があります。
バスの乗り換えのために歩行訓練士が駅まで来てくれたのは数回だと思うのでその間に随分といろいろな事をやったものだと今更ながら感心する。今ですら短時間にこれほどやらされたらパニックとは言わないまでも嫌気がさして来ると思うほどです。
多分当時は「何が何でも出来るようになりたい」との気持ちと、「こんな事もできないのか?」なんて思われなたくなくて必死にがんばっていたのかな?妙にプライドがたかいのかしらん?
乗り換えの時間を有効に使いバスが発車する前に何とか滑り込みで乗り込むが、「じゃあ行ってきてください」なんて言われてしまい「えっ」と絶句した覚えがあります。
これは本当に困った!!
だって一度も乗ったことのない路線のバスに一人で放り出されたんですから心細いのも理解頂けるでしょうか?心境としては「初めてのお使い」状態なんですよ!
歩行訓練士はバスに乗り込むこの瞬間まで「一人でいってね」なんておくびにも出さないでいたので、私は当然同じバスに乗り込みバスを降りた地点から「歩行訓練開始」と信じて疑わないでいたのです。
そう思っていればこそ「家からバスに乗りさえすれば後は大丈夫」なんて安心してそんな心のゆとりがあればこそ駅まで一人で出かけてこれたのですから・・・本当青天の霹靂とはこのことなんだ!
初めての路線バスに乗るのに不安があるのは途中のバス停名称をしらないので停留所の名前でバスの進行状況を知ることが出来ないのである。
そうなるといったい後どのぐらいあるのか?などが想像できないので最初から最後まで(降りるまで)緊張しっぱなしなんです。おかげで眠気が襲ってくることもなくうっかり乗り過ごすこともなく目的のバス停で無事降りることが出来ました。
こんな時の気持ちなどはもうすっかり忘れてしまっていますが、当時の状況は覚えているのでそんな心境だったんだろうな?そう想像できます。
不安をあおったのは歩行訓練士が乗車時に言った一言が原因でした。
「○○△停留所で降りてください。でも○○の地名が入った停留所は複数あるから気を付けて」なんていっていたことだけは鮮明に覚えています。
自分一人で初めての路線に乗るだけでも不安なのに、バス停の名称しか解らないのは本当に不安だ。しかも似た名前のバス停が複数あるなんて聞くと不安ばかりが増してきてしまい「逃げ出したい」心境だったのかな?少なくともそうとう心細く思っていたのは確かです。自分一人で歩き回れるのでしたらそれほど心細くはないと思うのですが、降りるバス停を間違えたら歩行訓練士と会うことが出来なくて当然迷子になってしまうんですからそりゃもう本当に心細くて心細くてこんなに気弱な状態は幼い頃以来じゃないかな?初めて一人でのお留守番したときに時間がなかなか過ぎなくて暗くなっても帰ってこない母を待つそんな心境だったと思います。
当時からブログを始めていて(半月後)自分の気持ちを書きつづっておこうと思いましたが、実際にはかなり見栄とか虚勢が合ったんじゃないかな?今のように自然体ではいられない心理状態であったのは確かです。また自然体でいたのではとても白杖歩行をして単独で施設に出かけようなんて絶対に思えなかったはずですから・・・
今でも単独の白杖歩行はかなり緊張します。特に車の走行音が静かになってきていることもあり車に対する警戒感はかなりのものである。
自分が怪我をするだけならまあ自業自得ですむかもしれませんが、相手のあることで場合によってはドライバーが立ち直れなくなるかもしれませんから白杖歩行をする私自身の責任もかなり大きいと思うのである。自分自身ほんの数年前まで車を運転していた事実からドライバーの立場や心境は理解できるつもりですから。

通所初日はバスターミナルの訓練が主目的でしたからバスを降りてから施設までの行程を歩くことはありませんでした。(多分)
停留所付近の説明と信号機の横断方法を(自分の立つ位置などのこと)説明していただきこのあたりだけ実際に練習をし車で施設に送ってもらった。
歩行訓練士の方が駅のバスターミナルで指導をしてくださった後、私をバスに乗せ、指導員は車で先回りをして私の到着を待っていてくださったわけです。
そんな面倒な事を数日行っていただき何とか一人で施設最寄りのバス停まで一人で行けるようになった。
その後は毎日毎日少しずつ白杖で歩く距離を伸ばしていく!
このブログを読んだ事のある方はご存じかもしれませんが、白杖歩行はある意味「路面電車」的な部分があるのです。自由度はありませんがレールに沿って歩けばルートを外れることなく目的地まで歩けるのである。
逆に軌道を外れてしまうとどこを歩いているのかすら解らなくなるし、方向もそれてしまい迷子は確実?となる。そんな訳ですから丁寧に丁寧に細心の注意を払いながら路面や側面(塀や側溝などのこと)にある段差やギャップをたどって行くこととする。
常に歩道のある道を歩く事が出来るなら、わりと簡単なのですが、実際には道路が交差する地点では側溝の蓋はなくなったり、建物の前は塀が一部とぎれているのが普通です、するとどの地点まではここの段差をたどって歩いて、次からはブロック塀を伝って、塀が無くなったら反対側(歩道の)に移動して側溝の蓋を探してなんて事細かな指示がでてくる。それを覚え杖や足の裏で感じる感覚だけで歩かなくてはならないのですからいっぺんに長い距離はとてもムリなのです。
自分自身3ヶ月以内に一人で歩けるようになりたいなとは考えていましたが、正直歩き始めたときは「半年はかかるかな?」と弱気になった覚えがある。
それでも絶対早く覚えてやるんだ!とかもっと短時間(歩く時間を縮める)で歩いてやるんだ!なんて勢い込んでいたのも事実である。
このようにハイテンションで自分を追い込んでいないととても白杖歩行は出来なかったんじゃないかな?そう今では思うので周囲の人は(特に歩行訓練士)焦りすぎと感じていたかもしれませんがモチベーションの観点からは必要だったと今でも思います。
まあおかげさまで大した事故もなく無事に通所出来ているのですから「良し」としましょう!!

今後はどうなるか?それは神のみぞ知る???


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